知っておきたい!法人税の種類と概要を解説します

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動物病院の開業にあたり、法人格を取得するケースも珍しくありません。個人事業主として経営をしていく場合と法人として経営をしていく場合は納める税金の種類や金額が異なります。今回は法人格を取得した動物病院がどのような税金を納めるのかを解説していきます。

 

○法人税

法人税は法人の所得に対して課税される税金です。納付は年に1回で、決算日から2か月以内に納める必要があります。この法人税額が
20万円を超える場合には中間申告をしなければなりません。
法人税の計算方法は、資本金が1億円未満の法人では課税所得の金額が800万円以下で15%、800万円を超える場合は25.5%の税率となります。なお資本金が1億円を超える場合には一律で25.5%の税率となります。

 

○法人住民税

法人住民税はさらに3つに分類されます。所得があるかないかに関わらず課税される均等割、法人税額の一定割合で課税される法人割、金融機関の利子に課税される利子割の3種類です。

 

○法人事業税

すべての法人が課税対象となります。資本金と所得によって税率が異なります。

 

○地方法人特別税

地域間での税金の偏りを是正するために、法人事業税の一部を分離して創設されたのが地方法人特別税です。なお、法人事業税と地方法人特別税とを合わせた税金は、以前に比べて増えるわけではありません。

 

○印紙税

印紙税は、日常における経済取引に伴い作成する契約書、または金銭の受取書(領収書)などの20種類の文書に対して課税される税金です。

 

○登録免許税

不動産、会社、船舶、人の資格などについての登記や登録・免許・特許・許可・認可・認定・指定、技能証明について登記や登録を受ける者に課税されます。

 

○消費税

消費活動に対して課税される税金です。資本金または出資金額が1000万円未満の法人では、課税対象となる売上が1000万円を超えた場合に納税の義務が発生し、翌々年から納付します。資本金または出資金額が1000万円以上の場合は納税免除はありません。

 

○固定資産税

テナント開院ではない場合は土地・建物、有形償却資産である固定資産に対して課税される税金です。

 

○自動車に関連する税金

 
●自動車税(都道府県税)
自動車の税金です。(軽自動車や特殊車両を除く)。自家用車や営業車は、排気量によって税額が決まります。
●軽自動車税
軽自動車を所有している時に課税される税金です。(自動車税の代わりとなる)
●自動車重量税(国税)
車重によって税額が決まります。(車検時などに納税)
●自動車取得税(都道府県税)
自動車を取得した時に課税される税金です。

 

○所得税

法人においては、金融商品などの利子や配当金などに課税されます。

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