動物病院の開業費用はいくらくらい必要?

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さて、獣医師の資格を取り、その後雇われ獣医となり5年~10年が経った頃そろそろ念願の独り立ちをする時が訪れました。
いわゆる独立開業です。
しかし、獣医師の独立開業は通常のお店や他の職業と違いお金がかかります。
とにかくかかります。
では、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか?

 

◆開業費用はいくらかかる?

まずは物件を借りるのか、それとも土地を買い新築を建てるかの2択になるわけですが、大抵の先生は最初賃貸から始めます。
ですから今回は賃貸という事で話を進めていきます。
まずは賃貸の不動産費用ですがざっと200万円程と考えておいてください。
店舗を借りるのに仲介手数料、賃料前払い、保証料、敷金、礼金など様々な名目で費用がかかります。
そして次にその借りた建物を改築するリフォーム費用も重要でしょう。
正直やればやるほどキリがありませんが、平均は1000万円というところ
でしょうか。
そしていろんな人に動いてもらうでしょうからその人件費も大切です。
次にかかる費用と言えば医療器具やその他病院内で使うパソコン機器などの機械設備です。
お分かりの通り医療器材はかなりの高額になります。
最低でも1500万円は見ておくべきでしょう。
あとは開業に向けての広告作成やその他で200万円程見ておくのが無難ですね。
いかがでしょうか?
最初の初期費用としては、実に3000万円程かかります。
さて次はこの3000万円をどうやって作るかです。

 

◆融資を受けよう

さて、次はこの開業費用をどうやって手に入れるかです。
そこはもちろん、融資を受けるしかありません。
多少の貯金はしているでしょうが、さすがに雇われ獣医師が10年間で3000万円の貯蓄できる人は少ないのではないでしょうか。
ちなみに、融資先に関してはオススメの機関があります。
まずはここ、日本政策金融公庫がオススメです。
この機関は安心、低金利、無担保、無保証人と言っているだけあって非常に倍率が高いです。
しかし、動物病院のようなしっかりとした事業内容であれば、真剣に書いた事業計画書を提出する事が出来れば融資を貰える可能性は格段に上がるでしょう。

 

◆最後に

最後に文頭でお話した融資の件についてです。
もし仮に貯金があってもできればその貯金は使わずに現金として保管しておきましょう。
事業とはいつどこでどう転ぶか分かりませんし、現金があった方が良い面も悪い面も即座に対応することが出来るからです。
貯蓄は崩さないに越したことはありません!この点だけはしっかり覚えておきましょう。
もし、金銭面で不安がある際は税理士さんに相談してみてもいいかもしれませんね。

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