経費を使い込むと言ってもそれこそ、様々な理由がありますよね。
もしかしたら自分では経費を使い込んでいるなんて思ってもいない人もいるかもしれません。
今回は経費を使い込むということが何をしたらそれに当てはまるのかも確認していきましょう。
◆経費とは
経費とは物を販売するために仕入れた商品も経費になりますし、人を雇って給料を払えば経費、事務所を借りていれば家賃も経費になります。そのほか、事業に関連するお客様との会食や、社内で使用する事務用品(消耗品)などももちろん経費で落とすことが出来ます。
これは例えば動物病院関係の先生方や他の動物病院との交流会などでも経費です。
とにかく事業に関係することすべてが経費となります。
しかしこの辺がグレーゾーンといいますか曖昧な部分でもあるのも事実です。
ほんの少し前までは個人事業主になれば何でも経費で落ちる!という話が良く出ていましたが今では何でもいいという訳ではありません。
もちろん税務署に確定申告してダメだったら申告はやり直しになるわけです。
◆事業に関係するものは経費
上記で少しお話しましたが、事業に関係するものは全て経費で落ちるものの、逆に事業に関係しないものは全て経費で落ちません。
例えば、少し分かりにくいパターンで行くと下記のような事があります。
1 友人との食事
2 仕事で出張→休日(観光)→仕事
3 自分が趣味で読む本を客間においた
とりあえず、①に関しては正直なところ、仕事の話をしていなければ完全にダメですね。
しかし、その友人が同じような仕事をしていて相談や助言をしてくれていたのであれば話は別になります。
その際は経費で落とせますね。
また②に関しても前後が仕事で重なっている為、2日目の交通費などはでませんが、旅費やその前後の交通費はでますので申請しても問題はないでしょう。
あとは③は、先に読んでしまったものの客間においてお客様がしっかり見て読んでくれているのであれば問題はありません。
◆医院長が私的に流用しているのではないか?
よく言われますね。医院長(代表だけ)いい車に乗ったり~いい洋服着たり~そのくせ、従業員の給料は少ない~そんな事もあるのではないでしょうか。しかもその使ったお金はしっかり領収書を切ってくると。
しかし、これにもある意味しっかりとした理由があります。
例えば、代表の通帳からお金がどんどん減る一方であれば、恐らく病院は長持ちしないでしょう。
それはなぜかというと、代表の資産が減っていくと必然的に銀行からお金を借りられる可能性が減って来るからです。
もし、不測の事態にお金を借りる事が出来なかったらそれこそ、従業員は路頭に迷う事になるでしょう。
とにかく、経費の使い道の中身はいろいろと考えなければいけない部分もあるかもしれませんが、一重に会社の事を考えると自己資金を使い過ぎるのも危険とは言えますね。
このように考え方もたくさんありますので今一度、見て悩んで検討してみましょう。
一言で「経費の使い込み」と言われてもタイミングや状況でそう決めるのは難しいかもしれませんね。