動物病院で経費計上のタイミングとは?

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事業にとって経費はとても重要な項目です。
この経費に関してのすべての事柄を疎かにしてしまうと、損をするのは事業主や会社です。
ここはしっかりと勉強して考えていきましょう。

 

◆開業費も経費にできちゃう?

動物病院の開業費ってとんでもない金額がかかります。
これって開業前だから経費にできないの?なんて言われる方もいるでしょう。
ですが、答えは~できます!
むしろ、この多額の金銭を節税に回せないなんてありえません。
病院の規模にもよりますが、獣医の開業資金は3000万~1億円と言われています。
3000万円でも戸建て住宅や、マンションが購入できるレベルです。
空いた口が塞がりませんね。
ちなみに開業費は繰延資産という項目で勘定に計上できる訳ですが、
これらを償却する上で2つの方法があります。
5年均一に償却していく均等償却か、5年間の間で好きな時に落とせる任意償却です。
どちらにするかは本人の自由ですが、金額に限度もない為うまく有効活用しましょう。
ちなみにオススメは任意償却です。
基本的には売上とはどんどん上がっていくものなので収益がたくさん出た時にいっき使ってしまうのも1つの手ですね。

 

◆10万円以上の経費計上は特殊?

仕事で使うために購入したものですから当然経費として落とせます。
そして基本的にはその経費は買った段階で計上できるのですが、
これが10万円を超えた金額になってくると経費計上のタイミングが大きく変わってきます。
10万円以上の物に関しては複数年で分割して費用に計上することになります。
このことを減価償却と言います。
10万円いじょうになってくると数年かけて使用できるモノと判断されますので毎年一定の金額を分割して経費として落とすことになります。
節税したい人は、費用はできるだけ前倒しに計上していく事が大切ですね。

 

◆よく相談しよう

経理処理って慣れれば簡単なんてよく言いますが、とても大変な作業であることは間違いないです。
例えば、月の売上が100万円を超えるようであれば、正直税理士さんを雇った方がいいかもしれません。
病院も回しながら経理の確認もするとなるととても難しい事です。
経費処理にしろ、減価償却にしろ、そのタイミングはとても重要です。
大きな買い物(機材投入)をする時などをするときもそうですが、常日頃から税理士さんと経費や利益について考え、話していきましょう。
一人でやっていてはミスだらけで結局確定申告の際にまた時間をかけてやり直すという二度手間になってしまいますよ。

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