動物病院で節税効果を上げるには一体何をすればいいのでしょうか?
今回はどうすれば節税効果を上げることが出来るのかを確認していきましょう。
◆まずは青色申告
節税効果を期待するにはまずは青色申告を完全に把握することが大切です。
青色申告は白色申告と違いさまざまなメリットがあります。
特に青色申告さけの特別控除などもありますし、通常では経費として認められないものが特例として認められることもあります。
その結果課税対象の所得税額を減らすことが出来て節税効果が大きくなります。
ここからは詳しくメリットをお話していきますが、まず青色申告でしっかり帳簿をつけるだけで65万円控除があります。
所得税を減らすことが出来るので節税効果は大きいでしょう。
また青色専従者を設定できるというのも青色申告のメリットです。
青色専従者になる為の条件は、生計を一緒にする配偶者もしくは15歳以上の親族。
給与が仕事内容に置いて適正であるかどうかというのも見られます。
しかしそこをクリアすれば例えば青色専従者に毎月6万円のお給料を渡すとそれだけで72万円の控除になります。
◆法人か個人かを決める
動物病院開業での悩みの種と言えば、個人でいくか法人でいくかです。
確かに法人化は経費の範囲がとても広く住宅を法人名義で借り受け出来て社宅にできたり、社長に給料を出して経費にすることが出来ます。
しかもその上税率も低いので法人化はとても魅力的ではあります。
ですが、1つだけ気をつけなければいけない部分があります。
それは法人経営のメリットが得られるのは売上が1000万円を超えてからなのです。
もし、これを超えないようであれば無難に個人経営にしておくのがいいでしょう。
これを守らずに法人化してしまうと逆にきつくなってしまいます。
1000万円というラインは守りましょう。
◆獣医師の年収
いろいろと調べてはみたものの獣医師さんの最初の数年間の年収は基本的に500~600万円程度でした。
という事は少なくとも最初の数年は個人事業主で行くべきでしょう。
という事で、個人事業主の節税効果を上げるポイントをいくつか押さえておきたいと思います。
・1つは青色申告すること
・経費はしっかり計算して漏れがないようにしましょう。
・減価償却費の扱いを再度確認しておこう。
とにかく経費にできるものは何でもしておかなければ節税効果は期待できません。
経費の見直しや税制上のメリットなどしっかり見直し節税効果を向上させていきましょう!