ポスティングで動物病院経営の安定化を図ろう!

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動物病院を新規開業する時、新聞の折り込みチラシで開業や事前内覧会を案内して、集客する方法が利用されます。

開業からしばらくすると来院患者数が伸び悩み、新患が来ない日も出てきたりします。

固定客を掴むことと、新患を呼びこむことは、動物病院の経営に大きな影響を及ぼします。

■なぜポスティングが必要なのか?

チラシを新聞の折り込みに入れたし、内覧会も開いた、ホームページも作成したから、集客宣伝もバッチリOK!なんて思って、安心していませんか?

開業時の宣伝は、これで上手くいったとしても安定的に来院数が確保され、新患もコンスタントに来てくれるとは限りません。

継続して来院してくれる飼い主さんだけでは、動物病院の経営は成り立っていきません。
新患を確保するために、ポスティングして情報発信し知ってもらう事が大切です。

・動物病院の名前や場所(住所)を知ってもらう
・診療の特徴(得意分野など)を知ってもらう
・犬猫などペットの医療、予防情報を知ってもらう
・飼い主に寄り添う地域密着の診療をするなどのアピール

折り込み広告は、スーパーの特売や車、住宅、家電などの派手な広告にまぎれてしまい、飼い主の目に留まりにくくなります。

ポスティングは1軒1軒チラシを投函しなければならないので、大変な作業になりますが、動物病院のチラシだけが郵便受けに入っているので、少なくとも「なんだろう」と興味は持ってもらう事が出来るのです。

見てもらう→興味を持ってもらう→「行ってみようかな」と思う→来院する→満足する

ポスティングは、この流れを得る効果が高い宣伝方法なのです。

■ポスティングを自分でやってみよう!

ポスティングで集客効果を狙なら、アルバイトなどを雇うのではなく動物病院の獣医・スタッフ等で病院に近いところから確実なポスティングをしてみましょう。

500部を今日中にポスティングしてほしいとアルバイトを頼むと、アパート・マンションなどの集合住宅に投函することで、数をこなして集客の効果は望めません。

動物病院のチラシなので、動物を飼っている住宅に入れる、戸建の動物を飼うことが出来る家に配る方が、興味を持ってもらえる確率が高くなります。

また、その日配布する区画を決めたら必ずポスティングして、A宅に入れて隣のB宅に入っていないということが無いようにします。

犬を飼っている場合は外からでも分かることもありますが、猫やフェレット、うさぎやオウム等のペットは外からはなかなか分かりません。

地図を利用して配布する区画を決めたら、ポスティング忘れが無いようにして悪いイメージを持たれないように気をつけましょう。

自分で休みの日やお昼休憩などを利用してポスティングすることで、診療地域の把握とどれぐらいの反応があり、集客率を把握できるようになります。

■ポスティングの効果と強み

自分でポスティングすることで、近隣の診療範囲にどれぐらいの顧客予備軍が居るのかを把握することの重要性を知ることが出来ます。

また、地域を分割して細かく観察しながらピンポイントでポスティングすることで、地域の特徴(犬猫等の飼い主、犬の散歩をする人が多い地域等)が分かります。

ポスティングするチラシは小さく折りたたむ事はせず、出来ればA4サイズやB5サイズのまま広げてポスト投函するようにしましょう。
最初から折りたたんでいると、中身が見えないので「要らないチラシ」となり、そのまま捨てられてしまいます。

せっかく作ったチラシも、見てもらえなくては意味がありません。
広げて投函することで、嫌でもチラシの中身が目に入ります。
犬猫や小動物の飼い主は、必ず見ることでしょう。そして、捨てずに取っておきます。

ポスティングのチラシを保管した飼い主は、新患として来院する予測患者になるのです。

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