今回は獣医にとって夢か幻か…お給料についてお話していきたいと思います。
果たしてどのくらいの金額なのでしょうか？
◆獣医になるまで大変
まず、最初に言っておくことは獣医師になるまでは非常に苦しく険しい道である。ということだけはお伝えしておきたいです。
獣医大にまず合格しなければいけないところから始まりまして、合格してからもその道のりは長いです。
なんと通常の大学生活よりも2年長い6年間も通わなければいけません。
そして6年後には念願である獣医師という国家資格が待ち構えているわけです。
まずはこれだけの努力をしなければたどり着けない場所ということだけ頭の隅っこにいれておいてください。
◆平均月収は？
まず、大学を卒業すると念願の獣医師となるわけですが、ここからが大変です。
大学を卒業したからと言って独り立ちできる訳ではありません。まずは研修医として現在ある動物病院に在籍し知識と技術を蓄えていかなければいけません。
その結果、最初の初任給は月給23万円程が相場となっています。
そして、年齢を重ねていく毎にお給料も徐々に上がっていくという訳です。
ちなみに30歳で27万円ほどが平均と言われています。
この数字だけで判断すると普通のサラリーマンと変わらないお給料なのです。
雇われ獣医という立場上もありますので仕方ない部分もありますね。
◆動物病院の良さは自由診療にある
正直なところ、動物病院のいいところはこの自由診療にあります。
その土地やお客様の入り具合に応じて診療費の設定を行なえることが魅力の1つです。
自分たちで金額を設定することが出来ますので自分の病院が大人気になればなるほど、お金を儲けることは可能になってくるという事です。
ですからできる限り早く独立し、自分で開業するというのも一つの手段なのかもしれません。
ちなみに、40歳の開業医の年収は平均640万円となっています。
月給にすると約53万円です。
あくまでもこの数字は平均になりますので、これよりも当然高い獣医師さんはたくさんいますしもちろん低い獣医師さんもたくさんいます。
完全に実力主義となってしまうのが開業医ですね。
◆獣医師は労働時間が長い
これは雇われ獣医でも開業医でも変わらない事ですが、とにかく獣医は労働時間が長いです。
勤務時間は15時間にも及ぶとも言われていますし、その病院の治療方針でペットホテルなどあるようであれば当然夜勤もある場合があります。
そう考えて時給換算すると正直笑顔で過ごせる状況ではないのかもしれません。
以上が動物病院のお給料事情でした。
このように大変な獣医師のお仕事ですが、動物が好きだからこそ現在でも目指す人は絶えません。
きっとお給料には変えられない大切なものもありますよね。
