動物病院の経営者は、確定申告をして税金の額を確定します。
毎年、確定申告の締切も、納税の締切も『3月15日まで』とPRされていますね。
でも、実は、4月になってから現金を動かしても間に合う方法があるのです。
確定申告の税金支払の方法についてお話ししましょう。
■支払日を4月20日に先延ばしする方法とは?
確定申告、納税の締切は例年、3月15日となっています。(土日にかかる場合は月曜なので、16日や17日が締め切り日となります。)
もし、締め切りギリギリに申告した場合は、すぐさま、納付書を添えて手続きしなければ生けないと言うことになります。
ところが、振替での納付を申告すると、指定した口座から納付すべき税金を引き落としもらえます。
この場合には、引き落としの手続きの都合上、実際にお金が動くのは4月20日頃になるのです。
必ず納めなければならないお金なのだから、早く払ってしまいたいという方もいるかもしれませんが、1ヶ月以上も支払いを遅らせる効果があるのは、キャッシュフローに余裕が作れるということになります。
うっかりして延滞税なんていうことにならないためにも役立ちます。
(参考)国税庁【税金の納付】
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/10.htm
■クレジットカード払いができるってホント?
インターネットを通じて、税金のクレジットカード払いが可能です。
国から委託された『トヨタファイナンス』が運営するサイトを通じて手続きをします。
『国税お支払サイト』
https://kokuzei.noufu.jp/
“納付税額に応じた決済手数料がかかります(最初の1万円までは76円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)が加算されます。)”(引用:国税お支払サイト)
手数料が発生しますが、カードの締め日によっては請求がずれ込んで1ヶ月以上も先延ばしになります。
(参考)国税庁 [手続名]クレジットカード納付の手続
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/credit_nofu/index.htm
■納税が遅れるときは…
納税が遅れるときには、延滞税がかかってきますから、どれくらいの税額になるか予想しながら、経理をしておきたいですね。
ある程度の納税資金を確保しておけば、慌てなくてすみますね。
また、青色申告をしている場合には、申告そのものが遅れることで65万円の控除が使えなくなり、おさめる税金がアップしてしまう場合もありますから、期限は守りましょう。
動物病院の経営ではじめての確定申告…ともなれば、不安なことも出てきますから、余裕を持って税理士に相談しておくのが安心です。
(参考)国税庁 延滞税の計算(年度をクリックすると計算機が現れます)
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/nofu-shomei/entaizei/entai.htm#keisan