【動物病院】租税公課と損益計算書について

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税金対策に関係している租税公課と損益計算書について確認していきます。
租税公課とはなに?損益計算書ってなに?という方の為にも最初少しだけその二つの内容を確認していきたいと思います。
では一緒に見ていきましょう。

 

◆租税公課とは

租税公課とは大まかに言えば税金や公的負担金の事です。
ただ税金は全部が全部含まれるわけではありません。
住民税や法人税は該当しませんね。
ちなみに租税とは、国や地方公共団体が法律に則り所得や取引から税金を徴収することです。
公課とは、国や地方の公共団体などの交付金や会費の事を言います。
わかりやすいもので言えば商工会議所の会費は公課となりますので節税できますね。

 

◆損益計算書について

個人事業とはいえ会社(動物病院)を経営するにあたって賃借対照表と損益計算書からなる決算書をしっかりと読んで病院の経営状態を把握しておくことは非常に重要な事だと言えます。
特に損益計算書は一定期間の会社の経営成績を表すものでもあります。
この損益計算書を読む時に気をつけなければいけないところはなんなのか確認していきましょう。

 

◆損益計算書のポイント

まず見るべきところは当期純利益です。
当期純利益とは病院一年間の経営業績でありこれを見るだけで黒字か赤字かがすぐにわかってしまう優れものです。
最終的にこの当期純利益がないと貯金を食いつぶしていく事になるのでもし赤字の場合は危機感を持ちましょう。
2つめは営業利益のチェックです。
これは結構勘違いされる方がいるのですが、営業利益が黒字だったとしてもその過程は見ておきたいところです。
要は営業利益が1000万円あったところで売上高がどうなのか?という話ですね。
わかりやすく言うと、ペットフードを1個100円で仕入れるか1個1000円で仕入れるかの差ですね。
同じ1000万円利益を出すにしても当然仕入金は少ない方がいいに決まっています。
このように営業利益率というのは必ず把握しておきましょう。
3つ目は雑費や雑損失についてです。
損益計算書のうち販売費や一般管理の雑費や営業外費用の雑損失という項目の金額が高い場合はその内容は必ず確認しましょう。
銀行や税務署においてもこの雑所得が多いと不正をしているのでは?と疑われる可能性が非常に高くなります。
雑所得は少ない方がいいです。
もし多い場合は必ず内容確認ともし税務署に言われた際の理由も考えておきましょう。
このように、損益計算書を見ることで病院の経営の流れをしっかりと把握する事が出来ますので今後の経営に活かすためにもしっかりと確認し勉強しておきましょう。

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