獣医が不足している?獣医療の現状

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動物が好きで動物の命を守っていきたいと考える人たちが獣医なっていきます。
その中でも獣医の専門分野によって偏りをみせており、
獣医療界全体では獣医が多いのですが、一部では逆に人手が足りない状況になっているのです。

 

◆多い専門分野とは

特に多いのが、人気のある、犬や猫の動物病院です。
その中でも大手よりも比較的小さな病院に勤務したいという方が多いですね。
大手だと忙しいとか雑用ばかりさせられるといった意見が多いようで、
動物病院に勤務される方は独立開業を目指す方が非常に多く、人手の少ない病院で少しでも多くの場数を自分の手で経験しようと考えているようです。
ただ、これもものは考えようで、大手のほうがたくさんお客様も来られるので場数は踏めるのではないか?と考えていましたが、その分上司や先輩が多く末端の獣医(新人)まで仕事が回ってこない事が多かったのが原因ですね。
このように、大人気で数が多いのが犬や猫を専門とする獣医師です。

 

◆少ない専門分野とは?

極端に少ない専門分野があります。
それは、牛、豚、鳥などの畜産系の獣医師です。
畜産系の獣医師が年々減っています。
ペットブームで華やかな世界のイメージがある動物病院系と比べると、地味で大変で力仕事でと敬遠しがちな人が多く、医師の数も非常に少ないのが現状です。
畜産系の獣医師はとてもやりがいのあるお仕事です。
基本はどの獣医とも同じで動物の健康確認をしたり、病気を治したりすることに尽力します。
ただ、違いがあるならば、その大事に見て育ててきた動物は我々人間にとって必要な食生活の一部となることです。
この畜産系の獣医さんたちがいるからこそ、栄養価のある、安全な食べ物を食生活の中で提供できているわけです。
この獣医さんがいなくなると、日本の食生活は大打撃を受けてしまいます。
確かに華やかとはいいがたい分野ではありますが、それ相応のやりがいは感じられる仕事です。

 

◆責任感ある仕事

このように現在社会的責任を担う獣医師が不足しています。
動物に愛情があることは当然のことで、それに伴い、食の安全や安心を気にかけてくれる獣医さんが今もっとも必要とされている現状です。
家畜の病気を防いだり研究したりと忙しく慌ただしいかもしれませんがやりがいある仕事であることは間違いありません。
これから獣医を目指される方や現在目指している方はこういった道があることも覚えておいてくださいね。
これからの畜産系獣医はきっと重宝されますよ。

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