開業と言われれば、個人によって準備や下積み期間が変わってきますのでどうしても違いは出てきてしまいます。
今回は獣医師が開業するまでに何年くらいかかるものなのかを確認していきましょう。
◆まずは獣医科大学を卒業
基本的に獣医師を目指す方はストレートの方が多いです。
獣医科は卒業までに6年間かかります。
通常の大学よりも2年間も長いのです。
よって、一年でも落としてしまうと金銭的理由からもなかなか卒業までたどり着けなくなる可能性は非常に高いです。
ですから生徒の皆さんは全てストレートでいけるように勉強を惜しみません。
よって、まず卒業までには最短で6年間かかりますので年齢は24歳で卒業という事になりますね。
そしてそこから、いきなり独立というのは難しいですからまずは下積みとして雇われ獣医になる事になります。
◆雇われ獣医の期間はどのくらい?
ここで重要なのはこの雇われ獣医での期間です。
ここで皆さんかなりの差が出てきていしまいます。
要は入社する病院の選び方でその業務内容が大きく異なってしまうのです。
ですから最初に勤める病院は必ずしっかり調べて決めなければいけません。
この判断をミスすると同期よりも大きく出遅れてしまう可能性は十分にあります。
◆雇われる動物病院の選び方
ここはすごく重要です。
可能であれば大きな病院がいいでしょう。
その分最先端の設備が整っていたり、勉強にはなるかと思います。
しかし、ここで重要なのは獣医師にとっていかに実戦を積むことが出来るかです。
現場に出なければ獣医師免許なんて宝の持ち腐れというやつです。
ここで、1つ判断しなければいけないのが大きい病院だから実戦経験が出来るとは限らないという事です。
大きな病院ですとその分スタッフも多いため自分のところまでに患者が回ってこない可能性があります。
かといって小さすぎると患者の数が少ないためそれはそれで経験を積むことが出来ないのです。
一番いいのは大きくもなく小さくもない昔からある動物病院が良いでしょう。
昔からある病院ということは知識も技術もある為つぶれていないわけですし、何よりも医院長から技術を習得するにも文句なしではないでしょうか。
そう考えていると、平均的に言うと5年ほど、早い人なら3年、ゆっくりの人なら10年ほどで開業される方が多いでしょう。
このようにどこの病院で下積みをしたかでも成長に大きく関わってきます。
自分が何歳で、何年で独立開業したいのかを明確な目標をもって勤め先の病院は選びましょう!