獣医が動物病院を開業するベストな年齢とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
226e2a3c4a2f6910488f7f94d18cca5a_s

「将来は開業して自分で動物病院を経営したい」という勤務医の先生も多いと思います。しかし、どのタイミングで動物病院を開業するのかということは悩みどころですよね。
獣医科大学は6年制なので、ストレートで上がっても24歳です。親が動物病院を経営していて後を継ぐというような事情がなければ勤務医として働くことになります。ここで臨床経験を積んで、開業するための準備をするわけですが、開業する年齢はさまざまです。
早ければ2年後の26歳、遅ければ50歳を超えてから開業される先生もおられます。開業するための準備がしっかりとできていれば、開業する年齢はあまり関係はありません。

 

○動物病院開業のための準備とは?

動物病院開業にあたり、必要不可欠なものはなんといっても開業資金です。この開業資金が貯まるかどうかで開業までの年齢が変わってくるといっても過言ではありません。
開業資金についてはテナントなのか土地建物から準備するのか、そして都心なのか地方なのかで必要な金額は大きく変わりますが、開業当初の運営資金まで含めれば1億円程度は覚悟しなければなりません。もちろん、銀行からの融資を受けなければこれだけの金額は用意できないため、融資が通りやすい30~40代のうちに開業する獣医が多いようです。

 

○開業するには資金が調達できるのか確認しよう

まずは開業に必要な総資金の目標額を算出します。ここで失敗すると後に取り返しがつかないことになるので、どのくらいの金額が必要なのかまったく見当もつかない場合には専門家に相談しましょう。
総資金を算出したら貯金の中からどれくらいの額を開業に使えるのか計算します。自分や家族が生活するための資金も残しておかなくてはなりません。よってある程度余裕をもって資金を残しておきましょう。
自己資金が決まればどれくらいの額が不足しているのかがわかるので、銀行からの融資額もおおよそ見当がつきます。
開業資金の見通しがついたら、いよいよ具体的な物件探しとなります。動物病院開業までの準備期間は、テナント開業であれば約1年~1年半、土地を購入して新築する場合は3年ほどの準備期間を設けたほうがよいでしょう。

 

○まとめ

いかがだったでしょうか。「思い立ったら吉日」という言葉があるように、開業を志したときが開業するベストの年齢なのかもしれません。ただし、開業するための資金はすぐに工面できるものではないため、早めのキャリアパス構築が大切といえるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。