開業医が儲かるのかと言うと実際は歯医者さんの年収と同じくらいでしょう。
確実に言えることは雇われ獣医よりは儲かります。
独立までして儲からなければ意味ないですよね。
◆開業医の年収は？
開業医の年収は基本的に500万円～2000万円くらいと言われています。
しかも最初の2年間くらいは雇われ獣医の年収とさほど変わりません。
どうしても病院が軌道に乗るまではお給料を上げるのは難しいでしょう。
ただ、やりがいはあります。
というか、自分でやらなければいけない事がたくさんあり過ぎて時間が全く足りないのが現状でしょう。
むしろ年収の事なんて考える余地はありません。
どうやって新規のお客様を呼び込むかそして囲い込むかで必死です。
それで最初の数年は雇われ獣医の時と年収は変わらない・・・。
心が折れそうになります。
ただ、最初の数年さえ乗り切れば少し楽になってきます。
ある程度病院も軌道に乗りだし、スタッフも増え、ようやく自分のお給料も年収でいえば500万年越えです。
しかし、注意しておかなければいけないのがこの安定感を維持できるかできないかは自分の力量次第という事です。
◆年収を下げないようにするには
とにかく日々の病院の動向は常に把握しておかなければいけません。
毎日病院が閉まった後は売上とお客様データとのにらめっこです。
結局これを疎かにしてしまった知り合いの獣医師の先生は閉業し、多額の借金だけ残り雇われ獣医に戻ってしまいました。
正直、反面教師になりました。
この先生のお陰もあって今の自分があると言っても過言ではありません。
ですから売上が落ちないように経営戦略を考えるのは当然なのです。
売上が落ちれば必然的に自分のお給料も下がるわけですから大変ですね。
また開業医皆さんに言えることかもしれませんが、年収500万円のラインをなかなか超えることが出来ない方が多いようです。
何かボーダーラインがあるようで、皆さんは500万円の壁と言っていました。
◆結果的に
5年目あたりで軌道に乗っていれば500万円の壁を突破し600万円～700万円付近まで年収は上がるようです。
とにかく病院の維持と自分の年収の維持と考える事だらけです。
ちなみに参考までですが雇われ獣医の初任給は23万円程、
3年目で23～27万円、5年目で25～30万円程とのことでした。
本当に獣医の世界もなかなか厳しいです。
獣医を目指す方はやはり最終的には独立家業を目指した方が良いのかもしれませんね。
