毎年一回必ずしなければいけないのが確定申告です。
今回はこの確定申告をするにあたり、気になるポイントや注意しておきたいことをまとめてみましたので是非参考にしてみてください。
◆確定申告のポイントとは？
動物病院を経営して行く中で手術や施術だけではありません。
病院の中でペット用品を取り扱っているところもあれば、ペットホテルを同時にしているところもありますね。
このように周辺事業を行っている病院は非常に多いと思われます。ですからできれば、その売り上げなどはその事業ごとに管理していくのがいいでしょう。
売上でのポイントで確定申告時に注意しておきたいのが、未回収の売上も今年の売り上げにいれましょう。これは良く忘れがちな部分ではありますのでしっかり意識しておくといいでしょう。
また上記と同じでクレジットカード払いも今年の売上となりますのでお忘れなく。
ちなみに、紹介料などもしっかりと売り上げになりますので必ず計算に入れておきましょう。
次に見ていきたいのは仕入と経費のポイントです。
年末の在庫の管理は忘れないようにしましょう。
未払い金のある仕入もしっかりと経費になります。
また10万円以上の消耗品は一括で資産計上されることもありますので大きなお買い物をした際は必ず調べて計上できるか確認しましょう。
細かい部分にはなりますが、減価償却の方法や棚卸資産の評価額もしっかりと内容を把握しておかなければなりません。
◆節税のポイントとは？
動物病院を開業するにあたり、医院長一人でしているという事はないでしょう。
基本的に2～3人のスタッフが必ず必要となってきます。
その中で人を雇っている病院には所得拡大税制という制度が使える可能性があります。
この制度は何かというと、スタッフ給与を増やした場合に要件を満たしていればなんと税金を減らしてくれるという嬉しい制度なのです。
スタッフが数人いて尚且つ毎年業績が上がっている動物病院であれば、この制度を使わない手はありません。
無駄に税金で取られるくらいならスタッフに給与を増やしてあげて還元してあげた方がスタッフのモチベーション維持にもつながります。
これは使えそう！と思えば、税務署もしくは税理士さんに相談してみましょう。
◆最後に
最後に1つだけ。
雇用方法にも助成金の制度があり、雇用によってシングルマザーやシニヤなどの一定基準の条件に合う人を雇えば助成金が貰えることもありますのでこういった内容はしっかり調べて少しでも節税できるようにしていきましょう。
何にしても分からない事があればすぐに税理士さんに話を通しておくといいでしょう。
