動物病院の開業成功している医院の集客づくりの特徴とは?

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2015年の消費税の引き上げ年では、動物病院の廃業が多かったようですが、2017年度の設立は増える傾向に、廃業は減る傾向にあります。ですが、まだまだ油断は禁物です。動物病院の開業に成功している医院の集客には共通点がありそうです。ポイントをご紹介します。

 

集客づくりのポイントは?

動物病院の集客では、日々の努力が大切であり、これといった神的な集客方法があるわけではありません。ですが、カリスマ営業マンがいるように、何かしらコツがあるのではないでしょうか。

・医療機器が充実していること
→高額なMRIやエコーを導入している必要はありませんが、あまりにも病院らしくない環境づくりをしている場合は要注意です。往診台周辺や医療器具がいつもピカピカに磨かれているだけでも動物病院の威厳がでます。

・快適さを追求しているか?
→院内のレイアウトは最適なのに、雰囲気づくりが殺伐としているなどすれば、ペットを連れてくる飼い主さんが不安になります。室内の温度調整、ポスターの定期的な差しかえ、BGM、最新のペット情報の提供など工夫していきましょう。

・便利さを追求しているか?
→ペットの急患が多い日など、受付などでの混乱は避けられません。ですがそんな時の対処法などをあらかじめ、スタッフと決めておくことで、飼い主さんとペットを待たせない状況づくりができるはずです。

・掃除は重要ポイント
→受付の待合で、ペットの毛が落ちていたり、臭いがきつかったりすると、掃除していないのかな、居心地が悪いなとなってしまいます。とにかく清潔を追求すること、動物病院の成功の秘訣ではないでしょうか。
 

飼い主視点になっているか?

インターネット時代ですので、飼い主さんのペットの病気や管理に対する知識は豊富です。来院する飼い主さんの中には、病気について詳しい人も大勢います。院長としては、そんな飼い主さんの知的好奇心にも安心感をあたえるような、診察が必要です。飼い主さんの知識をむやみに否定しすぎたり、動物病院の信念や院長先生の意見をおしつけすぎたりするのはNGです。
飼い主さんとしては、自分の育て方にプラスする形で治療を受けたいと思っておられる人もいるので、その要求にこたえる工夫をしていく必要がありそうです。
例えば、成功されている動物病院では、知識が豊富な飼い主さんの意見を、獣医師としてのプライドやこだわりを捨てて素直にきき、ときには「知らなかったなあ、勉強になるなあ。」など、飼い主さんの意見を切り捨てない接客で好印象をたもっている動物病院もあります。
もちろん、間違った知識や意見に対しては、正しい知識や医療を提供する必要はあります。その際にも、飼い主さんの機嫌をうかがうことよりも、正しい啓蒙をしてあげることが逆に信頼を得ることもあるようです。

 

診察に優先順位をつけること

例えば、急患でタオルを巻いて運ばれてきた大型犬がいたとします。ぐったりしているのに、順番だからといって、予防接種にきたペットさんを優先的にみるのはどうでしょうか?周囲の飼い主さんも、動物病院の急患に対する診察を横目でみています。
もしも、自分のペットがこんな風に急患になった時も、いち早く対応してくれているかどうかは、飼い主の大きな関心事です。そうはいいましても、他の飼い主さんに同意を求める事も必要です。そうすることで、一緒に治療に貢献できたという充実感もできます。
 

休診日をつくらないことは大きな売上げ効果がある

動物病院の獣医師、看護師や受付の従業員が増やせた場合、休診日をつくらないことも成功の秘訣です。飼い主さんの中には、突然のペットの異変に休診日であることを確認せず駆け込んでくる人も。この動物病院は360日いつでも診てもらえるという安心感があれば、来院する人も自然に多くなるようです。

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