動物病院の新規開業をするなら補助金申込みはマスト？

動物病院で新規開業するばあい、補助金はいくつか申請できます。補助金や助成金は融資とちがい、返済の義務はありません。補助金を活用すれば、開業資金のたしになります。動物病院の新規開業補助金についてのポイントをお伝えします。

補助金は助成金よりも受けにくい

補助金は申請すれば、ほとんどが受けられる厚生労働省系です。ですが、経済産業省系の助成金は福祉的な要素はあまりなく、申請しても必ずしも受けることができるとは限らないようです。例えば、平成29年の創業補助金では応募総数739件に対して、採択数は109件つまり、採択率は15％ほどになっています。

どんな補助金がある？創業補助金とは？

創業し事業を始めたいと思う人は誰でも申請できます。最大200万の補助をうけることができます。例えば1,000万の創業費用がかかった場合、補助率2分の1なので500万とでます。ですが、創業補助金は外部資金調達のある場合の範囲は、50～200万、ない場合は50～100万となっていますのでこうなります。
・外部資金調達のある場合：費用1,000万なら50～200万の補助
・外部資金調達のない場合：費用1,000万なら50～100万の補助
ただ、補助金をもらって、おこなうことになる事業が終わるまでに従業員を1名雇用しておく必要があるので、1人事業主の場合は要注意です。

補助率50％以上～申請すべきは小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、補助率2/3で最大50万円の補助を受けられます。経営戦略をたて、販路計画を作成することが必要で、その中でかかった費用の補助金となります。例えば300万の費用なら、200万が補助率2/3ですね。ですが上限は50万なので50万円になります。小規模事業者が対象なので、20名以下で運営していることが必要です。
IT利用にすれば、採択される率が高まるそうなので、労務管理にITシステムをとりいれるなどするのをおすすめします。販路計画は広告費、車両費、専門家謝礼費、委託費、資料購入費、ITなどの機械装置費、外注費などです。販路計画をたてるのが難しいとお悩みの場合、商工会議所による指導や助言をもらえますので事業の軸さえたてることができていれば安心です。
東京で採択された会社の中に鍼灸整骨院がありました。採択にいたった事業として、冷え性対策事業であることがわかっています。他には整骨院も採択されており、炭酸整体にかかわる集客や波及のための補助という名目でした。
このように、動物病院も開業までの広告はもちろん、開業後の事業を明確にし、販路計画に盛り込むことで補助が受けやすくなるようです。