【動物病院】開業費はいくらかかる? 法人化しよう

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さて、開業するにあたり、個人か法人かを選ぶわけですが、今回は法人化についてお話をしていきましょう。

 

◆法人で開業するための資金

法人で開業するに当たり、個人事業主と違う点は、手続きと開業資金が個人よりもかかるということです。
一般的に個人事業の場合はテナントを借りるという前提で4000万円ほどかかりますが、法人化するとなると社会保険等にも加入しなければいけなくなりますし、その他の費用もかさんでしまうため、+500万円ほどは余裕を見ておいた方がいいでしょう。
また毎月社会保険料が口座から引き落とされていきますのである程度現金も通帳の中に入れておかないといけませんね。
複数人で力を合わせて開業する場合はいいかもしれませんが、ひとりで開業するのであれば、法人よりもまずは個人の方がいいかもしれませんね。

 

◆個人事業主から法人化へ

基本的な考えですがまずは個人事業主で2年間頑張りましょう。
2年も動物病院をしているとほとんどの方は売り上げが1000万円を超えてくるはずです。これらを考慮して年々上がり続ける売上と祖の売り上げに対してかかってくる税金を考えると税金がかかるタイミングで法人化することにより、再度法人化してからの2年間、免税対象となることが出来ます。
実際に消費税を納税しなければいけないタイミングで法人化してしまうと多額の設備投資や大量の在庫を法人に譲渡すると通常営業以上の消費税納税が発生してしまいます。
そうなってくると法人にとっては高額な社会保険料不安も含め予定外な負担が増えてしまう恐れがあるのです。
この辺りの時期を注意して判断することで少しでも税金を抑えることができ、それと同時に法人への開業費も抑えることが出来るのです。

 

◆必ず税理士さんに相談しよう

これはもう言わずとわかっていることでしょうが、最初から法人で行くにしても後々法人化するにしても必ず税理士さんとは相談し密に連絡を取るようにしておきましょう。
獣医師もとい動物病院において金勘定のスペシャリストである税理士さんは必要不可欠な存在です。
もちろん、信頼ある税理士さんを雇うわけですから年間を通してお金はかかってくるでしょう。
しかし、これだけ莫大なお金が動く動物病院業界です。
院長としての仕事で手いっぱいになってしまい、経理の事までは完全に頭が回らなくなるでしょう。
そうなる前に必ず税理士さんを雇いサポートしてもらうことをオススメします。
とにかく法人で開業するには個人事業主以上にお金がかかるという事は覚えておいてくださいね。

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