ペットブームと言われるようになって久しい現在、動物病院の新規開業は増える一方です。
しかし、現実には犬・猫を中心としたペット登録数は増加しておらず、頭打ちの状態です。
動物病院の個人開業は増えても、大手流通業が参入したことから全国の大型スーパー内に動物病院が開設され、個人経営の動物病院が生き残るには、大規模病院との差別化と図る工夫が必要になってきます。
■ 動物病院の開業支援をなぜ受ける必要があるのか?
動物病院を開設するにあたって、当然ですが「獣医師」の国家資格を有する必要があります。
資格があるから動物病院を開業することは出来ます。
しかし、開業すればおのずと集客できるわけはなく、院長(獣医師)の思いだけで経営できるものでもありません。
成功する動物病院になるためには、専門支援システムを受けて、成功に導くマネジメントの手法を取りいれる必要があります。
動物が大好きで病気や怪我に苦しむペットを助けたいから獣医師になったのでしょうが、動物病院を開業することは経営であり、儲けなければ営業できません。
動物病院はボランティアではありません。
リスクを最小限に抑えて、利益を追求するのが経営の基本です。
開業するからには、成功しなければなりません。
成功する為には、「動物病院専門の開業支援」コンサルティングを受けることをおすすめします。
現在、税理士や税理士事務所では各業種を絞って、専門的に支援する態勢を取っているところが少なくありません。
「専門支援」は、開業する獣医師側と利用する客層の両方の視点から、より開業に適した準備と対策と支援をしていきます。
これは、到底獣医師とその家族や安価な調査機関だけで出来ることではありません。
順次やるべきことを一か所で集中管理・支援することで、経費を抑えながらより効果的な開業準備を進めることが出来るのです。
■ 動物病院の開業までの流れとマネジメント
初めて動物病院を開業しようとする先生は、漠然としたイメージしかありません。
開業に向けて指導してもらう事は、その漠然を「目に見える化」していくことになります。
① 開業目標の設定、診療圏の調査、立地調査、物件情報の調査・設定
② 事業計画の立案、資金調達の見通し・計画(金融機関との交渉や指導)
③ 設備・機器類・建築・内装の具体的な計画と実行、診療圏の調査報告と検討
④ 広告宣伝の検討と実施(折込広告、ポスティング、HP作成、SNS利用など)
⑤ 従業員(受付、看護助手等)の募集と人選、教育
⑥ 税務署等への届出、家畜保健所への届出
⑦ 晴れて「動物病院開業」
約1年から2年の期間をかけて、開業の準備をしていきます。
獣医師も国家資格を取得した後、一定期間の研修や実際に勤務医として働きながら、技術や知識を身に着けなければ、安心してペットを任せる事が出来ません。
開業に向けた準備期間は、獣医師の修行期間とも言えるのです。
■ 安心して開業支援をお願いできる税理士との出会い
動物病院を開業する事は、初めての連続で知らないことを教えてくれる、お金のことを指摘してくれる、ありのままを見せても安心できる「税理士」に出会うことが大変重要です。
獣医師の恩師や信頼できる人から紹介してもらう事で、安心して任せる人に出会うチャンスがあります。
税理士にも得意・不得意があります。
一度信頼できる税理士に出会ったら、多くは一生のお付き合いになります。
今ある資産・資源を最大限に活かして、リスクを回避し経営上の効果を最適にするマネジメントの手法は、専門的な経験を積んだ人だからこそ出来る最適な経営効果になります。