動物病院スタッフの採用活動をどうしたらいいか?

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新規開業を控えた動物病院の院長は、動物の診療をしながら受付や会計、入院動物の世話、診療助手など何でも一人で出来る訳ではありません。

妻など家族が手伝ってくれたとしても、動物看護師や助手がいないと上手く経営していくことが出来ません。

そこで、スタッフを採用する必要が出てくるのですが、獣医師になって獣医としての経験を積んできても、事業経営や人材確保などの経験が無い為、どうやって採用活動したらいいのかわからないのがほとんどでしょう。

■獣医業界の常識が「労働基準法」に合っているとは限らない

動物病院の営業時間が、9:00~12:00の3時間、午後は16:00~19:00の3時間、合計6時間だとして考えていきましょう。

この時間は、あくまでも患者さんを診療する(受付)時間であり、スタッフの勤務時間ではありません。

診療開始の30分~1時間前に出社して、診療準備を始め午前中の患者が終わる12:30~13:00頃まで仕事して、お昼の休憩時間1~2時間、午後の診療前(お昼休憩後)が手術時間に当てられます。

その後、午後の診療を開始し最後の診療が終わってから、その日の締めと掃除などを終わらせると20:00頃になってしまいます。

個人事業主の動物病院は、ほぼこのような時間配分だと考えられますが、フルタイムの動物看護士を雇った場合、1日の勤務時間は約10時間近くになってしまい、お休みは週1~1.5日だと、1週間の勤務時間は55時間程になります。

院長が修行している時の勤務時間、勤務体制は入院動物の面倒や手術、検査などの時間外勤務も考えると、週55時間は普通の何ら問題のない勤務体制だと考えるでしょう。

しかし、「労働基準法」に則って雇用しなければ罰せられることになります。

知らなかったでは済まない、週40時間、それを超えたら時間給1.25の時間外勤務に該当する、週休2日以上、年間有給10日以上、雇用保険、社会保険の加入を義務付けている事を熟知する必要があります。

■求人するにはどんな方法があるか?

初めての採用活動、何から手を付けたらいいのかわからないことでしょう。
思いつく求人方法を書き留めて、支払いできる給料(最低賃金を考慮する)勤務時間、休日、有給休暇、社会保険などの条件も吟味していきます。

① ハローワークに求人票を出す・・・雇用保険適用事業所の届出を出す必要があるので、従業員を雇う為にどうしたらいいかを相談すると良いでしょう。

② 求人誌に広告を出す・・・毎週発行される求人誌に希望条件の広告を出します。
「労働基準法」で問題にならないように、性別、年齢、勤務時間、保険加入などに注意が必要です。

③ 新聞の求人折込広告に掲載する・・・週末などに折り込まれる求人広告に掲載します。
求人誌同様に、後々問題にならないようにコメントには十分注意します。

④ ペット・動物関連専門学校に紹介してもらう・・・専門学校の卒業生の中から紹介してもらえるように売り込みします。(開業時期によっては無理が生じます。)

⑤ 先輩や修行先の先生に相談する・・・個人開業の先輩は同じ経験をしているので、上手く行ったことや失敗したことなどのアドバイスを受けるといいでしょう。

■履歴書と面接と院長との相性

ハローワークに求人票を出して、求人広告も出せば複数の応募があるでしょう。

その中から院長が人選していきますが、履歴書の記載内容から「経験」「資格」を重要視するのは正しい選抜方法ですが、動物病院に関連していない社会経験や資格などにも目を向けて良く考えます。

面接時には相手の人柄を引きだす質問内容を事前に用意して、挨拶や笑顔、礼儀正しさ、素直さなど院長と一番相性が良い思われる人を選びましょう。

長い時間院長と一緒に仕事していかなければなりません。

双方が相談しやすい相手であること、院長と動物看護士として動物病院の運営の力になれる人材は院長と同じ意識を持った向上心と素直さが必要です。

経験や資格よりも院長との相性が良いことが、良い人材につながります。

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