動物病院を運営することは即ち組織を運営することと言えます。
そう、どんなに医院長が単独で頑張っても病院は上手くいきません。
今回は組織を円滑に動かすうえでのマネジメント能力についてお話していきます。
◆マネジメントの能力とは
マネジメント能力は動物病院が目標を達成することに必要不可欠な能力と言えます。
例えば、「優秀な選手は優秀な指導者にはなれない」なんて聞いた事はありませんか？
いくらその人本人がすごくても、その凄さをそのまま、人に教える事が出来るのか？という事に対しては難しい事もあるのです。
ですから、マネジメントの本質は部下の能力を最大限に引き出すこととも言えます。
それらを考えると、人を活かす方法を知っていなければ優れた指導者になれないのもまた事実でしょう。
◆目標設定を行なおう
まず、動物病院を運営する上で目標設定を行うようにしましょう。
「今月の売上」「今月の来院者数」など目標がない事には進むべき方法性がわかりません。
また、どうすればみんなで頑張っていけるかというような共感し合える考え方も必要でしょう。
目標を考える上で一番良い方法は「簡単でもなく難しくもなく」です。
条件が低すぎると簡単だと、士気が低下する可能性はありますし、高すぎると「無理だ」とモチベーションを下げてしまう事もあります。
そうならなくていいように、しっかりと適度な目標を設定することも大切でしょう。
また、それと大きな目標だけではなく、小さな目標も同時に作り追いかけることで進捗を管理しやすくしていきましょう。
◆計画を立てよう
目標を達成する上で欠かせないのが計画を立てる事です。
この計画力がなければ目標すら達成できない可能性があるでしょう。
また、この計画を立てる上で重要なのは人員配置です。
誰もが得意不得意を抱えています。
小規模の動物病院であれば、もう決まった役割がそれぞれにあるでしょう。
中規模や大規模な病院になるとそれぞれの配置へと人を動かなさければいけません。
この際も的確に配置することでより安定した組織として動くことが出来ます。
また同時にコミュニケーション能力も必要です。
自分の想いを伝えるのにも必要ですが、相手の声もしっかりと聞くヒヤリング力も必要となってきます。
人為的ミスの大半はコミュニケーション不足とも言われています。
もし、ミスが起きた場合まずは自分が反省することが大切ですね。
報告・連絡・相談必須事項です。
◆最後に
結果を出した人に適切に評価していく事も重要な役割の1つでもあります。
優秀な人材に関しては役職を与え、しっかり評価してあげることも大切です。
また、動物病院は少数精鋭で運営しなければならない事がほとんどです。
まずは上記の事をしっかりできるように医院長である自分自身がしっかりと行動していく事が大切ですね。
